注目の「トヨタ GRヤリス」は事前の期待値を超える高剛性・高応答なホットハッチだった
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 43
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 43
ステアリングのアシスト量が最小限で、パーキングスピードではかなり手応えがあるが、走り始めるとちょうどよい重さとなる。ためしに力を入れてステアリングホイールを上下に揺らしてみるが、ステアリングポストが高剛性で頑として動かない。合わせてシフトレバー、ペダル類も遊びがほとんど感じられない。つくりのよさが操作系のすべてからひしひしと伝わってくる。
低回転域から効果的に過給されているのだろう、アクセル操作と加速に時間差を感じることがなく、スピードをコントロールしやすい。アクセルを速く深く踏めば、それに応じた加速を見せる。レスポンシブなので加減速そのものがエンターテインメントだ。アクセルコントロールにギアチェンジを絡めながら、状況に応じて走りをコントロール…早い話が山道を活発に走らせると、運転している実感が得られる。
よくできたAT車をパドルでマニュアル変速しながら走らせるのも悪くないし、近頃のATならそのほうが速くスムーズに走らせられるが、左手でのギアチェンジ、左足でのクラッチ操作が加わると、忙しく難しい分、うまくいったときの充実度が高い。
このMTにはギアダウン時に回転を合わせてくれる機能が付いている。以前カローラで同じ機能を試した際、回転合わせという、MTで最も面倒だが最もやりがいのある操作を自動化しちゃったらわざわざMTを選ぶ意味が薄まるので不要だと感じた。開発者は採用の理由を幅広い層にMTを楽しんでもらうためとするが、「醍醐味を奪っておいてMTどうぞ」と言われているような気がしてイマイチ納得できなかった。
けれどGRヤリスで試してみて、このクルマにはアリだなと思った。クルマが速くて本当に忙しいので、ブレーキペダルを踏んで正確に減速しながら同時にかかとでアクセルペダルを踏んで正確に回転合わせをするのが難しいからだ。回転合わせをクルマに任せるとブレーキコントロールに集中できて純粋に助かった。もちろんキャンセルもできるので、備わっていてもよいと考えを改めた。
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